2012年3月11日日曜日

はしご映画

「しあわせのパン」

北海道、洞爺近くの月浦にある
泊ることもできるカフェ マーニ
パンを作る夫 水縞くん と
そのパンに合う料理をつくる妻 りえさん
カフェにくる3組の客達と
夫婦とパンと料理のお話

月浦の広大で綺麗な景色
素朴なパンと
カボチャのポタージュ等のおいしそうな料理
時間がゆったり流れている感じで
水縞くんとりえさんの夫婦の雰囲気も良くて

一つのパンを半分に手でちぎって
相手に渡してあげるシーンが
よくでてくるのだが、
何かその行為がしあわせを感じさせた

ほっとされる映画で
見終わった後にパンが食べたくなった

「エンディングノート」

監督の父親のガン宣告を受けた時から死を迎えるまでの
ドキュメンタリー

サラリーマン一筋、定年退職を迎えた砂田さん
これからゆっくり夫婦で
好きなことをしていこうとしていた矢先のガン宣告
「段取り命」の砂田さん、
手の施し様のないステージのガンだと知り、
まずした事は、死を迎える為の
「エンディングノート
(遺言書よりはカジュアルで、家族に対しての覚書書)」作り
葬式場の下見、知らせてほしい人のリスト、
孫と思いっきり遊んだり、最後の家族旅行したり、
おだやかに死を迎えたい気持ちで教会の洗礼を受けたり等
医者も驚くほど、死を迎える為に
いろいろと行動していく砂田さんとそれを見守る家族の時間を
淡々と伝える
死の間際に初めて妻に「愛してる」と伝えた砂田さん
最後までユーモアを忘れず、周りを笑顔にさせていた砂田さん

冒頭に わたしは上手に死ねるだろうか・・
との自問があったのだが

わたしは上手に死ねるのだろうか・・・

最後になった入院時、
息子にパソコンの中にあるエンディングノートの事を話し、
最後の段取りを頼む時に
息子がパソコンを開くことができないと伝えたら、
「万が一の為にプリントアウトしている」と答えた砂田さん
さすがの段取り力です・・・

お腹いっぱいの はしご映画だった・・・・